社員インタビュー
Interview
02 Cross Talk
東港金属 親子対談
山上さん(父) | 京浜島工場リーダー(2022年10月入社) & 山上さん(子) | 京浜島工場リーダー(2016年4月入社)
 
          
            どの会社でも、「親の紹介で子どもが入社する」という話はよく耳にします。
しかし東港金属では、その逆――「子どもの紹介で親が入社する」という、ちょっと珍しいケースも見られます。
今回は、そんな“子どもがきっかけ”で東港金属に入社された、京浜島工場勤務の親子にお話を伺いました。          
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                       京浜島工場リーダー 山上さん(父) 京浜島工場リーダー 山上さん(父)(2022年10月入社) 
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                       京浜島工場リーダー 山上さん(子) 京浜島工場リーダー 山上さん(子)(2016年4月入社) 
01
入社のきっかけ
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                          山上(子) 父の入社のきっかけは僕の紹介です。 
 僕は元々人と話すことが苦手で、就活の時、先生に「人と話さない仕事がしたい」と言ったら、東港金属を紹介されました。
 でも実際に、研修で全工程を実習させてもらったら、お客様と話す機会も多くて、工場長に「人と話さなくていいところに配置してください」ってお願いしました(笑)
 今配属されている場所は、お客様と話すも多いですが、顔なじみの人ばかりなので居心地はいいです。
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                          山上(父) 今でも会社から一緒に帰ったりしているから改めて話すこともないんだけど(笑) 
 本人も話しているように、息子は本当に内向的な性格で、就職に関しても本当に心配していて、1か月持たないんじゃないか、それどころか1週間で辞めて帰ってくるのではないかと思っていました。
 なので、前の会社を辞めて、そろそろもう一回働こうかなと思ったときにふと、「あいつが5年以上も続いている東港金属は、良い会社なのではないか?それなら私にもできるかな」という感じで入らせてもらいましたね。
02
仕事のやりがいと社風について
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                          山上(子) え、僕の紹介でしょ?(笑) 
 まあでも父の言うように、就活の時は、張り切ってという姿勢ではなかったですが、今は手に職というか、成長している実感、やりがいをとても感じています。
 主な業務は、フロンガスと言って、冷房や冷蔵庫などについている冷媒(冷たさを保持するために、熱を移動させる部材)で、オゾン層破壊の原因物質が環境に流出しないように、取り出してタンクに移す作業をやっています。資格も必要だし、実はガスにもいくつか種類があって、それにより作業方法が変わってくるので、専門知識も技術も求められる仕事です。業務用に使用される大きな製品から取り出すには丸一日かかるような工程もあるので、大小さまざまな製品が搬入されてきたらそれを一日の中でいかにさばくか、合間にお客様対応や、フォークリフトで工場内の製品移動も行うので、自分で状況を見て、作業内容や順番を決めています。
 任せてもらっているからこそ、どんな状況でもきちんとこなして一日を終えられたときは、すごく気持ちがいい。
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                          山上(父) 結婚するときも子どもが生まれるときも報告一つしないような息子が、こんなに話すとは(笑)でも、息子の配属先の上司の方は本当によく面倒見てくれているようで、だから息子は続けられたのだろうなと、本当に感謝しています。 
 自分が入社した当時、今は遠方に引っ越されてしまったのだけど、ネパールのご夫婦がいらして、自分の配属先のリーダーが奥さんで、息子の配属先には旦那さんがいました。
 ネパールの国民性って、とても穏やかで、仕事もまじめで家庭的という感じで、日本人に近い感覚があるみたいなんですよね。それで、入社したばかりの自分をとてもよく面倒見てくれて、仕事もよく教えてもらいましたし、家に招待してくれて、ごはんをご馳走していただいたこともありました。今でも家族でBBQに呼ばれるなど、交流は続いています。
 
 実は、入社したら、仕事は結構厳しく感じてびっくりしたんですよ。こんなところで息子は良く続けられたなと。とにかく必要な知識が非常に多いのですが、皆忙しそうで、いつ話しかけていいのかわからない。誰に聞けばいいか、教えてくれる人がわからない時期はストレスを感じていました。
 でも、今の工場長、宮越さんは、色々なところを回ったのでしょうね、工場のことは何でも知っていて、なんでも教えてくれる。今は、わからないことがでてきたらすぐに聞くようにしています。勉強会も月に1-2回開催されるようになって、しっかり知識を持って仕事ができる。助かっています。
 また、自分の入社当時のその感覚があるからこそ、現場のリーダーを任されている今は、新入社員でも戸惑うことが無い様に、こまめに丁寧にコミュニケーションを取るようにしています。
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                          山上(子) 僕は新卒で入っていて他の会社を知らないからこんなものなのかなと思っていたけど。あとは、挨拶に始まり、礼儀作法もしっかり教わって、一人前の社会人にしてもらった気がします。 
 周りの人間関係もとてもいいので、充実していると感じています。外国籍の人も多いのかな。
 
              03
こんな人におススメ
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                          山上(父) 国際色は豊かだね。国際交流したい人に向いている職場だと思います。例えば、今でもネパールの人はいらっしゃるのだけど、インドの人もいて、言葉が近いらしく、通じ合っている。仕事上も、チームメンバーでよく情報共有をしてくれている印象があります。南米だと国が違うだけでも言葉の壁があるようで、チームワークが思うように取れなそうにしているので、そういったときは個別のフォローをしています。 
 そうやってコミュニケーションを取っていると、やっぱり自分も面白くなってきて、最近はプライベートでもネパール屋に足を運んでみていまして。そこで撮った写真を職場で見せると、盛り上がってくれて、更におススメを教えてくれたりもします。ちょくちょく、カレーやモモ(ネパール風の蒸し餃子)を作って持ってきてくれるんですよね。
 職場としては、廃棄物の処理工程に破砕があるので、そこはホコリが凄い。5分もいれば体中真っ白になる。場所によっては油もある。それはしょうがないことなので、そこをきちんと受け入れられる人だね。
 京浜島は、中々敷地を拡げられない分、古い設備もあったり、海に面しているからすぐにさびてしまって、見た目は古臭く感じられてしまうかもしれません。でも、最近は職場環境も整えられた新しい設備も入ってきているので、働きやすい場所も増えています。なので、新しく入る若い人も働きやすくなるんじゃないかな。入ってきて、仕事を続けてほしいね。
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                          山上(子) 僕は続けているけどね(笑)でも、廃棄物の処理工場と一言で言っても、世の中で作られている製品の数の分だけ捨てられる廃棄物の種類はあるわけで、処理の仕方も変わってくる。そうすると、一つの工場の中に色々な職場があるので、僕がそうだったように、自分に合う職場は見つけられるんじゃないかなとは思っています。 
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                          山上(父) いい職場に出会えてよかったね。周囲の人に感謝しなさいね。